木の葉天目について

今週は、窯出しがないので、「木の葉天目」についてのお話。

陶芸をやっていれば、誰しも一度は作ってみたい作品ですよね。

目視では、綺麗な葉脈が見れるのですが、デジカメ写真ではこれが限界です。

↓A先輩が作った作品

ところが、なかなかうまくいきません。陶芸の本や、ネット上には、いろいろと作り方が掲載されていますが、再現をしても、なかなか、納得できる作品ができません。

簡単に言えば、「ケイ酸を多く含んだ葉っぱ(椋等)を、灰化して、黒天目を施釉した上にのせて、酸化焼成」なのですが・・・・これが、難しいです。

私も、椋や、欅、柏などの落ち葉拾い。落ち葉を灰にする方法についても試行錯誤。挙句の果てに、茶碗だと、どうしても、はがれたり、ちじんでしまうので、板に乗せて、焼成のテストをしています。

↓光の反射等で、写真では綺麗に見えませんが、目視ではそれなりに。


ネットで調べると、茶碗の内側、外側に木の葉模様ある作品を作っている作家がおられます。

さて、どのようにして、葉っぱの灰が落ちないようにしているのでしょうか? 奥が深いですね。

↓B先輩が作った作品

椋の落ち葉。 雑誌に挟んで保管。なんか、若かりし頃にしていた、押し花を思い出します。

ボチボチと、頑張りましょう。

伊丹市 神津陶芸同好会

神津陶芸同好会は、兵庫県伊丹市立神津福祉センター内にて、活動しています。 陶芸活動において、健康作りと親睦を高めることにより、意義ある熟年を享受することを目的として、日々の作品を年2回の展示会を実施し合わせて即売会を行っています。また、食事会や各地の焼き物の産地へ出かけたりしています。